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慈眼寺 四季のお便り 6月 ~自然(じねん)という生き方~

早いもので6月に入りました。秋保には美しい滝や川があり、様々な生き物たちが暮らしています。6月は蟷螂が生まれ、蛍が飛び交う季節。蟷螂は日本で「おがみ虫」と呼ばれていることをご存知ですか。胸の前でカマをそろえ、静かに獲物を狙う姿が、まるで祈りを捧げているように見えることから、そう呼ばれるようになったとか。


蛍といえば、闇を飛び交う幻想的な光は日本の風物詩ですね。秋保温泉では蛍ツアーを行っている宿もあり、人気を博しています。特に、都会にお暮しの皆さんは、天然の蛍をご覧になるのが初めてという方もいらっしゃるようで、荷物にならない美しい思い出を胸に、皆さんお帰りになります。秋保の里におりますと、豊かな季節の移ろいを五感で感じられ、それはなんと贅沢なことだろうと、日々、自然の恵みに感謝の思いが込み上げます。


今月の塩沼大阿闍梨の一言



よく「自然体」ということばを耳にしますが、この「自然」ということばは、仏教読みだと「じねん」といいます。自然(じねん)というのは、好き勝手に生きるのではなく、理にかなって生きていくという、奥の深い生き方のことです。もし皆さまのおこないが、理にかなって、自然(じねん)におこなうという域に達しますと、たったひとりで山の中にいようと、つねにじぶんじしんをかえりみる気持ちが出てきます。これが人生でいちばん大切なことです。

そこまで至れば、ふと、さまざまなものに対する感謝の気持ちが自然にさずかります。つぎに、いろんなひとを思いやる気持ちが自然と出てきます。そのとき、そのひとはあたたかな空気につつまれ、それに触れたまた別のひとも、おなじような気持ちに自然となっていく。

それはとても地道な道程ですけれど、わたしたちの自然な生き方だと思います。


塩沼亮潤 「春夏秋冬<自然>に生きる」より 慈眼寺では当面の間、皆様の安全と、一日も早い新型コロナウイルス感染症終息を願い、護摩祈祷を中止することと致しました。皆様には大変ご迷惑をおかけ致しますが、ご理解の程、よろしくお願い致します。なお、参拝者無しでの護摩祈祷を考えております。特別祈祷、護摩木は随時お受けする予定でおりますので、また改めてご案内をさせていただきます。


慈眼寺 四季のお便りをオンラインサロンにも掲載させていただきました。


慈眼寺ウェブサイト

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