10月19日 放送後記
こんにちは。放送作家のアベヒロコです。
昨夜も放送をお聞きいただきありがとうございました。
いつもこの放送後記は、放送翌日の朝にradikoで聞いて書いています。
今朝は、ビートたけしさんの歌声に、ちょっと涙が出てしまいました。
塩沼さんが選曲した1曲目は、【みなさまへ日ごろの感謝のキモチを込めて】、ビートたけしさんの「嘲笑」。1995年の楽曲です。
塩沼さんがこれまでお会いした数多くの有名な方の中で、もっともジェントルマンだというたけしさん。紳士的でやさしく思いやりがある方なんだとか。
きっと人知れず恐ろしい勉強量と努力のたまものではないか、と推測されていました。テレビで見せる傍若無人な振る舞いは、照れ隠しなんでしょうね。
「嘲笑」のやさしいメロディは玉置浩二さん作曲、そして作詞は北野武、歌っているたけしさんです。すーっと心に入ってくる、染みわたってくる何気ない言葉たち。
特に2番の歌詞がいいんです。たけしさんのシャイだけど慈愛に満ちたお人柄がにじみ出ています。もし機会があったらじっくり聞いてみてくださいね。
やさしさと言えば、塩沼さんが番組のエンディングで、「お坊さんとしては当たり前だけど・・・」と前置きをしたうえで、これからは今まで以上に「寄り添う」をテーマに生きていこうと強く思った、とおっしゃっていました。
先日、広島の土砂災害地域へ足を運んだことで、そのキモチが高まったそうです。
被災された方々は、ハード面では復興していても、キモチの上では止まった過去のままの方も多いように感じたそうです。なので、瞬間的にでも、深く寄り添っていきたいのだとか。
困っている人に寄り添うことを意識すると、きっと縁と輪が広がっていくから、と。そんな1週間にしていきましょう、とわたしたちに宿題を出してくれました。
普段生活していると、自分のことばかりで独りよがりな振る舞いをしてしまうことも多いと思うのですが、ほんの少し意識するだけで、周りも自分も空気が変わるのかもしれませんね。
塩沼さんの直接的な言葉は、ぜひradikoで聞きなおしてみてくださいね。

そして、今週のオススメ映画は、11月5日から公開の「リスペクト」。
映画「ドリームガールズ」で一躍脚光を浴びた女優:ジェニファー・ハドソンが、アレサ・フランクリンを演じています。
*ストーリー(公式サイトより)
ローリング・ストーン誌が選ぶ「史上最も偉大な100人のシンガー」第1位に選ばれた伝説的歌姫アレサ・フランクリンを、
『ドリームガールズ』でアカデミー賞®助演女優賞を受賞、
歌手としてもグラミー賞を制したジェニファー・ハドソンが演じ、
圧巻の歌唱力と息をのむパフォーマンスで見る者を魅了する。
また本編を彩る名曲の数々も見逃せない。
世に虐げられてきたアレサが姉妹たちと生み出す「リスペクト」、
ミュージシャンたちとのセッションで曲を作り上げていく様が、
音楽ファンなら鳥肌モノの「貴方だけを愛して」、
夫への別れを突きつける圧巻のステージで歌う「シンク」や、
多くの女性の心をつかむ「ナチュラル・ウーマン」など、
音楽が物語に更なる命を吹き込んでいく。
アレサの夫や父親から追い詰められ悩まされたその葛藤を、見事に演じているこの作品。何よりも声、歌声が、勇気と喜びを与えてくれます。
気になる方はぜひ劇場で。
公式サイト
番組へのメッセージはコチラからどうぞ。
https://audee.jp/program/show/100000190
それではまた来週!!
対象エリアの方は、radikoタイムフリーで1週間、番組を聞くことができます。ぜひお聞きください。
https://radiko.jp/#!/ts/INT/20211019213000