12月7日 放送後記
こんにちは。放送作家のアベヒロコです。
今週も放送をお聞きいただきありがとうございました。
昨夜の放送は、ちょうど1カ月前、慈眼寺にお邪魔して収録をしました。
11月初めの仙台は、まだ日中は暖かくコートナシでも平気だったのですが、きっと今頃は厚手のコートがいるでしょうね。

それにしても、慈眼寺の敷地内の植栽はとってもきれいでした。
本堂までまっすぐと伸びたアプローチの両脇に規則正しく植えられた木々は、こんもりと丸く整えられていて、庭園に来たかのよう。大きな木立は紅葉していて、ほかの植物のグリーンとの素敵なコントラストを醸し出していました。ゆっくりと歩いていくと、本堂の蔵王権現様と目が合うような感覚で・・・。一気に雰囲気に引き込まれていきました。

護摩堂も見学しました。
煤のかかった天井や周囲の壁から、その炎の強さを感じます。塩沼さん曰く、護摩を焚いているときは、熱さなどみじんも感じないんだとか。集中しすぎて、恐らく意識が別の場所へ飛んでいるのでは?と推測します。今回訪れたときは、護摩は焚いていなかったのですが、そのひんやりとした空間は、なぜだか足を踏み入れた瞬間に背筋が伸びました。護摩行の際の塩沼さんの気高い意識がそこここに残っている感じを受けました。
そして、普段は公開していない畑も見せていただきましたよ。
本堂前に広がるお庭と同じくらいの敷地がある畑。いや、それ以上の大きさかも。
丁寧に畝が耕されて、大根や葉物などが植えられていました。
中でも印象に残ったのは、食用菊のひとつ、通称「もって菊」。(食べるなんてもってのほか、というのが名前の由来のようです)。2メートルくらいはあるでしょうか。菊が大きく育って伸びていました。その上にちょこんと咲いていて。宮城県のお隣、山形が名産のようですね。紫色をした花びらの部分が食べられるんです。さっと湯がいておひたしに。シャキシャキとした触感が美味しいです。実家にいたころ、母が作ってくれて食べていたなぁ、と思い出しました。
とにもかくにも、慈眼寺は見どころが満載です。訪れると急に、「正しく生きなきゃ」と思わせてくれる、そこはかとなく漂う【圧】も心地よいほど(勝手に感じているだけですけど笑)
もしみなさんも機会があれば、訪ねてみてくださいね。

昨夜の放送の冒頭で、塩沼さんが、「忙しいときほどゆっくりと丁寧に」とおっしゃっていたのが印象的でしたね。12月「師走」は、何かと「バタバタしている」とわたしは答えがちなので密かに反省した次第です。
【忙しい】は心を亡くす。文字そのままに、心を亡くしてしまわぬよう、意識をしっかり持って行動を心掛けたいものです。
放送でご一緒していると、毎週「戒め」をいただいているよう。修行なのかしら??
サロンメンバーのみなさんはいかがですか?修行、たのしんでいるでしょうか。
ぜひ、感想を聞かせてくださいね。
それではまた来週!
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